入居審査とは?どのようなことが見られているの?

入居審査で見られるポイント

入居審査で落ちる人の特長

賃貸住宅に入る前に必ず行われるのが入居審査です。
審査というとまるで厳密な基準があるかのようですが、実はこれは非常に曖昧な基準で決められていることがよくあります。

というのもこの「入居審査基準」というのは、法律や条例によって「こういう人は入居させなくてはいけない」というふうに決められているものではなく、あくまでもオーナーさんと仲介をする不動産会社の意向によって決まる部分が多いからです。

とはいえ最近は銀行の融資もAIに任せるようになっている現代ではどこまでそうした属人的なシステムが続けられるかはわかりません。

現状においては入居を希望する人見て「貸して大丈夫だろうか?」というところで判断しているのが実情です。

それを踏まえた上で現在入居審査の項目となっていることとしては大きく4項目があります。

  • 年収
  • 職業
  • 連帯保証人の有無
  • その人の印象

参考>>【賃貸】入居審査とは?基準と落ちる人の特徴|フクマネ不動産

年収については職業の確認と合わせて行われることが多く、定職であることやその職業や企業が安定的なものであるかどうかが問われます。

仮に年収に不安があったとしても、連帯保証人として同様にしっかりした身分の人が立てられるのであれば、本人の現在の仕事に多少の不安があっても入居を許されることもあるでしょう。

最後の「印象」ですが、これが最も曖昧な基準によるものです。
例えば想像をしてもらいたいのですが、仮に自分のところにお金を貸してほしいという人が来たとします。

その人がいくらよい仕事に就いていたり、年収があったりという人であったとしても、態度が非常に悪かったり、どことなく胡散臭そうな雰囲気がある人であったら、おそらく多くの人は「貸したくないな」と思うはずです。

入居審査の厳しさはそれぞれの住宅によって全く異なりますが、基本的にはそのオーナーや仲介する不動産会社に「この人なら大丈夫かな?」と思わせることが大切になります。

こんなところまで見られている入居審査

とはいえ賃貸住宅が供給過剰状態になっている現在においては、「なんとなくうさんくさそうだな」くらいの印象で入居を断っていては、いつまで経っても空き室を埋めることができません。

ですのでできるだけ効率的に審査を行うために、一定の基準を設けていることがよくあります。

一般に公表をされていませんが、入居審査にひっかかりやすい人の基準としては「収入が極端に少ない」「クレジットカードなどの負債が多く、滞納履歴がある」「連帯保証人が親族以外の人である」といったことなどです。

ただし少し前までは正社員や公務員でないと厳しかった入居審査も、現在の預金額を通帳で示すことで納得をしてもらったりすることもあります。