部屋が狭く見えやすい間取りや内装とは
不動産サイトで良い感じのお部屋を見つけたのに、いざ内覧してみると狭くてがっくり来たことはないでしょうか?
部屋が狭く見えるのにはいくつか理由がありますが、その中の1つとして、梁や柱が出っ張っていると部屋は狭く見えることがあります。
また、最上階で天井が斜めになっている部屋なども、個性的で魅力的ですが狭く見える原因になっています。
また、間取りとは別に、壁や床も色によって狭く見えます。
同じ広さの同じ間取りであっても、床が明るい茶色のフローリングに壁紙が白であると、部屋を明るく見せてくれるので自然と広く感じます。
一方、床が濃く暗めの茶色で、壁紙も暗い色だと圧迫感があり、狭く見えます。
それから、部屋をサイトで見るときは間取り図や平米数だけでなく、生活や置く家具などをイメージしながら見ることも、実際の内覧でがっかりしないための重要なポイントです。
ドアや窓が多い部屋だと、換気などの面ではありがたいですが、家具を置く場所が少なくなってしまいます。
大型の家具など、窓やドアを塞がないように設置することを考えると、置き場所が限られて動線が悪くなり、部屋が必要以上に狭く感じてしまうことがあるのです。
家具は必ず採寸をしておこう
ベットやソファなど、引っ越し先に持ち込む予定の大きな家具は、内覧前にサイズをしっかり測っておきましょう。
「多分これくらいあれば大丈夫」と思っていると、いざ部屋に家具を配置するとき、大きさが合わず理想的な置き方ができない場合があります。
また、生活する上で動線を意識するのはとても重要です。
動線を考えて家具の配置を決めないと、動きにくい狭いお部屋になります。
また、動線を考える必要があるのは自分だけではありません。
冷蔵庫や食器棚も、大きさ以外に開閉できるだけのスペースが必要になりますし、コンセントの位置も考えないといけません。
他にも、ありがちな失敗例としては大型家具が玄関や通路に入らなかったというケースが挙げられます。
エレベーターに入らないこともあるので、内覧の時点で搬入経路の確認を必ずしておかないといけません。
洗濯機が設置できないトラブルも多いので、特にドラム式洗濯機を使いたい人は、サイズだけでなくドアの開閉スペース、防水パンの内寸や排水口と給水口の位置も、あらかじめ測ったサイズと比較し確認するようにしましょう。
内覧前に家具や家電の採寸をしていれば、部屋までの通路を通らない、部屋に入らないという物件は内覧時点で避けることができます。
また室内に置いても、家具の大きさを知っておくことで、家具の配置がイメージできます。
生活動線は住みやすいお部屋作りには重要なので、動線も考えたレイアウト図をあらかじめ作っておくのが一番おすすめです。