物件だけでなく周辺もできるだけ細かく見ておくべきポイント
住み心地を決めるのはその部屋だけでなく、周辺の環境も重要となります。
生活をしていく上では日常的に食品や日用品を購入しなければいけませんし、病気の時にかかる診療所や何かあった時に相談できる交番も近くにあった方が安心です。
ネットでマップアプリを検索することで簡単に近くにある施設を見つけることができますので、以下の施設がどのくらい近くにあるかを見ておいてください。
- スーパーマーケット、コンビニなど食品購入場所
- ドラッグストア、ホームセンターなどの日用品購入場所
- 診療所や総合病院
- 警察署や派出所
- ファミレスや定食屋などの飲食店
- 学校、保育園、幼稚園
- 駅、バス停など公共交通機関
自動車やバイクを持っている人なら必ずしもこれらが近くにある必要はないかもしれませんが、徒歩圏内に生活施設があるとそれだけでかなり住み心地がよくなりますので、できるだけこれらの位置を確認しておくようにしましょう。
特に駅からの距離は物件の家賃を左右する重要な要因になります。
いわゆる「駅近物件」とされる最寄り駅から徒歩5分以内の賃貸は、多少古くても高めの家賃設定がされている人気物件です。
ここは家賃で選ぶか利便性で選ぶかは意見が分かれるところです。
駅に近いということは生活利便性が高いと同時に、周辺の騒音も大きくなるので、部屋からの景色や印象も一緒にチェックしておいてください。
夜になると驚くほど景色が変わる場所も
内見をするのはおそらく不動産業社の開業時間である昼間の時間帯が多いことと思います。
晴れている日などは、どの物件に行っても一番よい状態で見ることができるでしょう。
しかしそこで生活をするということになると、そうした良い日ばかりとは限りません。
その物件の本当の住みやすさを知るには、むしろ悪天候や夜間の方が確認できやすいと言えます。
都内など人口密集地であっても、繁華街から一本中に入るとそこは閑静な住宅街ということもよくあるものです。
住宅街は静かに生活できるという利便性があるものの、一方で昼間ほとんど人通りがなかったり、夜になると歩道が真っ暗になってしまうということもあります。
女性の一人暮らしなどでは、夜中に付けられてそのまま自宅に押し入られるという事件も起こっているので、周辺の治安状況を確認することは大変重要です。
ファミリー世帯であっても物件の周辺が見通しの悪い壁や木々があったりすると、空き巣被害に遭いやすくなってしまいます。
その場所に長く住む予定があるならなおのこと、過去にその地域で起こった犯罪などについても警視庁のホームページなどから確認をしておいた方がよいかもしれません。