ペットを飼うことが禁止されているのに、ペットを飼う人が!
昨今、自身が飼っているペットの動画やコラムをインターネット上で紹介する芸能人やユーチューバーが増えています。
動物愛護精神に則って、愛犬や愛猫と戯れる姿は微笑ましいものです。
ですが、「自分もこの人と同じように、ペットを飼ってキラキラな生活をしたい」という軽い考えで、ペットを飼う人が多くなっています。
そしてそのような人の中には、集合住宅でペットを飼うことが禁止されているにもかかわらず飼っている人もいます。
賃貸契約の内容でペットを飼うことが禁止されているにもかかわらず飼うことは違法です。
バレたらどのような処置がなされるのでしょうか。
集合住宅でペット不可の規則がある理由
そもそも、集合住宅でペットを飼うことが禁止されている理由とは何があるのでしょうか。
それはトラブルを防止のためです。
ペットで代表的なものは犬や猫でしょう。
犬や猫は鳴き声が大きかったり、ジャンプーをしたり遊んだりするときに音や振動が発生したりと、隣の部屋や下の部屋への影響が出ます。
また集合住宅内にアレルギーを持っている人がいた場合、トラブルが発生しかねません。
住民間のトラブルを発生させないためにも、各々が平穏に暮らせるためにも、ペットを飼うことを禁止にする集合住宅は少なくないのです。
「バレなければいい」と思っている人も
バレなければペットを飼っても大丈夫、と思っている人は少なくありません。
しかし現実には、「引っ越し当日、隣の部屋から犬の鳴き声が聞こえてきた」「管理しているアパートの住人から、上の階の人が猫を飼っているとのことで密告があった」「多くの人が飼っているけれど、住民同士で黙認している」などの声がSNS上で多数見られます。
意外と多い規則違反者ですが、規則を違反していることがバレた場合、どのような事態に陥るのでしょうか。
いくつかありますが、代表的なものは強制退去を言い渡されることです。
一般的な場合、退去を言い渡されるのにはそれ相応の事由がないと認められません。
また、退去の1カ月前までに通知をしなければならないことになっています。
しかしペットを飼っていたがために発生した強制退去の義務は、即時退去しなければなりません。
規則を破ったのだから当然と言えますし、罰金の支払いを命じられることも考えられます。
本来であれば、ペットの飼育が可能である集合住宅で暮らしたほうが良かったと思ってしまうくらいの罰金になってしまう場合もあります。
ペット可の集合住宅は、都心部では13%と数はあまり多くはありません。
しかし他の住民に迷惑をかけないためにも、そして余計な心配をしないためにも、何より愛するペットと安らかな日を送るためにも、ペット可の集合住宅で生活することをおすすめします。