賃貸物件のニオイ対策

部屋がにおう原因

住まいのニオイというのは、自分では意外と気が付かないものです。
友だちの家に遊びに行った時に、自分の家とは違うニオイを感じる人は多いのではないでしょうか。
花瓶に飾ってある生花の匂いや快いアロマの匂いであれば問題ないのですが、部屋によっては気になるニオイがすることがあります。

例えばキッチンの排水口にカスや油が付着してしまうと、そこから不快なニオイが生じます。
浴室の排水口も、皮脂や絡まった髪の毛によって不快なニオイが形成されます。
換気をよくしない状況でペットを飼っていれば、ペットの体臭も強く感じられるものです。

部屋を探していて、気に入った物件が見つかったけれど、違和感のあるニオイがどうしても気になるといった経験をしたことのある人も少なくないのではないでしょうか。
前の住人が喫煙者だった場合には、畳などにタバコの臭いが染み付いていることがあります。
ニオイの中には長時間経っても消えないものもありますので、「ニオイぐらいどうにかなるさ」と軽くみなさない方が無難です。

ニオイを解消する方法

前の住人の残していったタバコやペットのニオイが気になるというのであれば、新築物件を探すのも一つの案です。
新築物件であれば排水口の嫌なニオイもしませんから、入居した後に消臭作業に悩まされることもありません。
入居してしまった後にニオイに気づいた場合は、丹念に掃除をすることによってニオイを解消するしかありません。

キッチンや浴室の水回りのニオイに関しては、こまめに掃除することが肝心です。
トイレでは特にビニールクロスにニオイがつきやすいので、忘れずに拭き掃除するようにしましょう。
カーペットもニオイが残りやすい部分ですので、中性洗剤を薄めたもので掃除をすることをおすすめします。

消臭作用に優れた重曹を使えば、カーペットに染み付いたイヤなニオイも簡単に除去することができます。
重曹を粉のままふりかけて、軽くこすった後に掃除機で吸い取るだけですから簡単です。

ニオイ対策

生活臭というのはちょっと油断するとどんどん溜まっていくものですから、日頃からニオイ対策に努めるようにしたいものです。
肉や魚を焼くときは、調理をする前から換気扇を回しておくと家の中にニオイが残りません。
調理の終わった後も20分ほど換気扇を回し続ければ完璧です。

布製品はニオイが付きやすい性質を持っていますので、カーテンの洗濯も忘れずに行うことが大切です。
ソファやクッションもニオイを吸収しやすいので、カバーは定期的に洗濯する習慣を身につけたいものです。
タバコを吸う人やペットを飼っている人は、人一倍換気に気をつけるなどの気配りによって、ニオイ対策を万全にしましょう。