引っ越しの挨拶は不要?一人暮らしの新常識まとめ

引越し挨拶は不要?

引越しの挨拶はむしろやらないのがルールということも

新居に引っ越しをした時には、その住宅近辺に住んでいる人に挨拶回りをするのが一般的な風習でした。

実際、新築で戸建住宅に家族で住むという場合ならば、あらかじめ周囲の家の人に挨拶をしておくことで、円満なご近所づきあいをすることができるでしょう。

ですがそれが賃貸物件への一人暮らしとなるとまた話は違います。
女性の場合などは自ら「一人暮らしをしています」ということを周辺に話すことで、むしろ危険を呼び込むことになってしまう可能性があるのです。

世知辛い世の中ですが、実際にそうした一人暮らしの女性や高齢者を狙った凶悪な犯罪は起こっていますので、自己防衛することが大切になります。

女性専用アパートや周囲に住んでいる人の身元がある程度わかる住宅であればまた話は別かもしれませんが、それほど長く生活をする予定ではない住宅であれば、無理に挨拶する必要はないかもしれません。

ただし引っ越しの挨拶を無理にする必要はなくても、廊下などの共有部分ですれ違った場合には積極的に挨拶をしておくことをおすすめします。

というのも住民以外に空き巣や詐欺的な営業などで人が出入りをしていることも考えられることから、声掛けをすることでそうした犯罪を抑制できるからです。

深く立ち話などで自分の生活を教える必要はありませんが、最低限の挨拶くらいだけはしておくようにしましょう。

時代とともに変化する賃貸物件の常識

引越し時の挨拶の他にも、賃貸物件での新常識はいくつかあります。
ここ最近で最も大きな変化といえるのが、宅配ボックス設置物件です。

これは大きな問題となった「宅配便の再配達」を受けて設置されるようになったもので、荷物の受取を本人や家族がしなくても宅配業者がボックス内に入れておくことで完了扱いにできるという便利なものです。

一人暮らしだとどうしても昼間の仕事の時間帯は家が不在になりがちで、せっかく注文をした荷物もいつまでたっても受け取れないということがあります。

そこで宅配ボックス設置物件では、セキュリティ面を考慮したボックスを世帯分作っているので、一人暮らしをする時に検索条件にしてみるとよいでしょう。

またネットで「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」が簡単に検索できるようになったことで、敷金返還請求において大幅に賃借人の方が有利になりました。

それまでは退去時の「原状回復」義務の大半が賃借人であったのに対し、このガイドラインでは壁紙の張替えなど、居住年数により負担が賃貸人になるということが明確に示されています。

退去時に不当に敷金を求められることがあったらこのガイドラインを一度読んでみてください。