家具だけ運ぶプランを活用しよう

料金を確定されるまでに時間がかかる引っ越しの見積もり

引っ越しのときに、引っ越し業者を利用する人は多いです。
しかし、引っ越し業者の料金体型はホームページからでは容易に想像できません。
電話で聞こうにも「見積もりを出すためにお伺いしても良いですか」と、料金に関して明言されることはあまり多くありません。

引っ越しのプランを考える上で「通常プラン」が目に入れば、通常プランを選ぶ人が少なくないでしょう。
しかし、このプランよりも安い料金で引っ越しができるプランがあります。
それが「混載便」と言われる、家具のみ運搬するプランで、通常のプランと比べるとかなり安く家具を運搬してもらうことが可能です。

しかし、混載便も業者によって金額に大きな差が出ます。
引っ越しは3社以上の見積もりをしてもらうことが大きな出費を抑えることに繋がるので、時間を惜しまずに見積もりを出す必要があります。

家具だけ運んでくれる便利なプラン!

家具だけ運ぶプランは「単身パック」「単身パックS・L」「小口引越便コース」など、引っ越し業者によって名称が異なります。
このようなサービスを展開している引っ越し業者は、日本通運やサカイ引っ越しセンターです。
プランは混載便なので、他の人の家具などと一緒にトラックに載せられます。
一人ひとり載せられる荷物に制限がつきますが、業者によって依頼できる荷物の量が異なるので、会社の料金表や載せられる荷物の量を確認しましょう。

運ぶ距離によっても、料金が変わります。
日本通運は長距離の単身パックであれば比較的値段が安くなりますが、近場での引っ越しであれば軽トラックで家具を運んでくれる会社の料金のほうが安い場合があります。
今住んでいる場所からどのくらい離れた場所に引っ越すのか、明確にした上でいくつかの引っ越し業者からの見積もりを取りましょう。

家具だけ送るときの注意点

引っ越し業者に家具のみ送ってもらうのは自分でやらない分とても楽ですが、いくつか心得ておかねばならないことがあります。
まず、家具や部屋の壁・床をキズつけられてしまうかもしれないことです。
家具は引っ越し前に住んでいたときに購入したために、新居の玄関や廊下を通るのは困難であることがあります。
狭いところを通るときに、壁や床をキズつけてしまったり、家具をキズつけることは十分あり得るのです。

次に新居に家具を入れられないということもあります。
家具が玄関を通らない、一番大きな窓からでも入れられない場合であれば、どうしようもありません。
ベランダから入れることにしても、想定以上に費用がかかってしまったという人や、新居に持ち込めなかった家具を泣く泣く手放したという人もいます。

引っ越しの見積もりは、時間がかかったり手間がかかります。
しかし、無駄な出費を出さないためには非常に重要な作業です。
そのうえで、新居の間取りや玄関の広さなどを確認し、自分が持っていきたいと考えている家具が入るかどうかも検討するようにしましょう。