引っ越しで必要とする平均的な日数
引っ越しというのは、準備するのに想像以上の日数を必要とするものです。
転勤が急に決まった場合などは、あわただしく引っ越し荷物の梱包をしなければならないこともあるかもしれません。
新学期のタイミングなど、いつ引っ越しをするかが前もってわかっているのであれば、余裕を持って準備を始めるに越したことはありません。
家族単位で引っ越しをするのであれば、約一ヶ月ほど前から引っ越しの準備を始めるのが平均的です。
引っ越し業者の見積もりを取って引っ越しの日取りを決めると、だいたい1週間以内で梱包用のダンボールが到着します。
ですから、引っ越し荷物の梱包に要する日数は2〜3週間あればいいでしょう。
単身者の場合は荷物が少ないので、梱包作業自体は楽ですが、役所での手続きや電気・ガス・水道などのことを考えるとやはり一ヶ月前には引っ越し業者を決めてしまう必要があります。
特に、卒業や入学の時期と重なる3月・4月は引っ越し業者の方も混み合っているので、安くて良い業者を探したいのであれば早めに動くことが大切です。
遠方になるほど時間がほしいもの
同じ市内で引っ越しをするのはそれほど大変ではありませんが、遠方になればなるほど時間と日数を要することも忘れてはいけません。
例えば東京から大阪に引っ越しする場合、約500kmの距離を車で移動するとなると、車の移動だけで6〜8時間かかります。
引っ越しでは荷物や家具の積み降ろしをしなければならず、マンションの場合にはエレベーターや廊下の養生にもけっこうな時間がかかります。
朝8時に引っ越し業者に来てもらっても、その日のうちに引っ越し先で荷物を解くことができればいい方と考えなければいけません。
東京から広島に引っ越すとなると、距離が約800kmですから、休憩もしなければならないことを考えるととてもその日のうちに荷解きをすることはできません。
引っ越し先の電気や水道・ガスがまだ通っていない可能性も考えると、宿泊場所を確保しなければならない場合も出てきます。
日常生活に必要なアイテムまですべて荷造りしてしまうと、着いてから洗顔フォームを買いにお店まで走るといったハメにもなりかねないので、すぐに使うものはスーツケースなどにまとめて入れて移動することをおすすめします。
ベッドやカーテンなどの家具を新調するのなら、引っ越し当日前に届くように計らっておくのも得策です。
これなら引っ越し荷物が届く前に新居に到着しても、生活を始めることが可能です。
引っ越しは段取りがすべてと言っても過言ではありません。
細かいスケジュールをしっかりと組み立てて、効率よく動くようにしたいものです。