内見前には必ずチェックすべき点をまとめておく
不動産物件を決める前には、必ず内見をしておくことをおすすめします。
急な転勤などで急いで遠方の物件を決めないといけないという場合などは致し方ないですが、普通の引っ越しの場合にはできるだけ余裕を持って実際の物件に足を運んだ方が絶対に良いです。
一般的な賃貸の流れでは、まずネットで検索もしくは不動産業者の店頭で物件の情報を教えてもらいます。
そこで気になる物件があったら実際に現地にお店の人と一緒に行き、鍵を開けて中を見せてもらうことになります。
内見はいくつか複数の物件を回るのが通常ですので、ただ漠然とまわっているとどこにどういった特長があるかを忘れてしまうものです。
そこで内見をする時にはあらかじめチェックポイントをまとめたリストを持っていき、気になる部分をメモにとったりすると良いでしょう。
業者の人に許可をとれば動画や写真として撮影をすることもできますので、そうしたものも参考として残しておくと、あとから決定する時に役立ちます。
チェックポイントとしては「広さ」「全体の印象(明るさ、窓からの景色)」「室内設備」「周辺の環境」「間取り」「外観」などです。
間取りは案内を受けた時点で全体図を受け取っていたり、ネットに写真が掲載されていたりしますが、同じ広さの物件であっても窓の位置や大きさ、天井の高さなどの要因によりかなり印象が異なります。
ちょっと気になったことも、メモしておくことであとから比較検討材料になるので、必ずメモを取れるようにしてください。
大家さんに交渉することで直してもらえることも
内見をしていて気になった点があったら、どんどん業者の人に相談をしてみましょう。
特に既に多くの人が入居している古い物件では、ハウスクリーニングだけでは落としきれない汚れが残っていたり、室内設備の一部が破損していることもあります。
特に生活をしていく上で必要になる設備については大家さんも事前に直してもらえる可能性が高いので、「入居までにここを直してもらいたい」という希望をつけて入居交渉をすることが可能です。
また入居したときに壁や床に傷がついているなら、日付がわかるように写真を撮影しておくことで、退去時に敷金返金の交渉をすることができます。
内見をするときにはぜひ自分が入居する部屋だけでなく、建物全体の外観や共有部分もよく見ておいてください。
仮に入居しやすい部屋であっても、隣近所がゴミ屋敷であったりしては著しく住み心地が悪くなってしまうものです。
廊下や駐輪場が極端に汚かったり、通路の電球が切れていたりするような物件は管理が滞っていたり、他の入居者のマナーが悪かったりしますので気をつけてください。