家賃の安いところ
2018年3月現在で割高エリアと言われている東京23区で、家賃が安いトップエリアは板橋区の西高島平駅界隈でした。
家賃が平均5.5万円台は地方からすると、けして安いとは言えません。
しかしながら東京の人気エリアで考えるなら、かなり安いと考えて正解です。
中古の狭小住宅がひしめきあっているようなエリアでさえ、家賃10万円以上といった物件が当たり前にあります。
ましてや東京の空の下で、5万円で住めるのはむしろありがたいレベルです。
江戸川区や足立区もなかなかの善戦ぶりを示しています。
葛飾区もなかなか捨てがたいエリアです。
家賃が安いという事は、それだけ通勤に不便で住みにくい環境にあるのかと不安がよぎります。
少なくとも足立区は浮浪者が多く下町風情が色濃く残るところというイメージが強かったのですが、実際は北千住のように大型商店街が立ち並ぶ活気あふれるエリアの1つです。
大学の誘致も着々と進んでいます。
かつての暗さはなくむしろ住んでみたい町ベスト10に選ばれるほどの人気エリアでもあるのです。
日比谷や大手町などのビジネス街までにアクセスの良さや、沿線に原宿や表参道があるなど、便宜さも人気を集めている要因です。
葛飾区も同様にビジネス街へのアクセスが良好なので、特に単身者の通勤には便利で、住む魅力がある町を呈しています。
駅周辺には激安店も多く建ち並んでいるので単身者はもちろん学生にもおすすめエリアです。
その他のエリアも近隣に自然公園があったり、通勤にも買い物にも便利でけして安かろう悪かろうではないエリアである事がわかります。
家賃の高いところ
安さ比較で最下位だった西新井も足立区ですし、新柴又は葛飾区です。
同じエリアでも位置している場所によって家賃相場が1万円近く変わってくるのは、要注意です。
足立区そのものが23区ないでも最北端にあり東京や上野あたりからは、若干遠いといった難点があるのですが、特に西新井はその点が目立ちます。
分譲住宅の開発が進んでいるので、そうした事も家賃を引き上げている要因と考えられます。
町そのものは歴史が古く、江戸時代は門前町として栄えた区間でもあるのです。
歴史好きな人は空海ゆかりの総持寺なども訪ねてみてはいかがでしょうか。
駅周辺は開発も進んでいて大手コンビニや大型ショッピングモールがあるなど、生活の不便さはありません。
特徴
安いなりの理由は必ずあるはずですが、1つ考えられるのは単身者と学生など、経済的にはけして裕福でない層に、ターゲットを絞っているような印象を受ける事です。
こうした人たちが快適に住むには、やはりお買い物がしやすく通勤にも津額にも便利でなければなりませんが、安さランキングで上位にランクインしたという事は、これらの条件がそろっている事になります。