手間の多い引っ越しだからこそ綿密な準備を
引っ越しをする時にはかなりたくさんの手続きを期限内に行わなければいけません。
そのため行き当たりばったりで作業をしていると、引っ越し当日になって「しまった!」ということにもなってしまいます。
家族がいる場合などは特にそうで、誰かがやっているだろうという思い込みで動いてしまうと、どうしてもうっかりミスが発生しやすくなってしまうものです。
そこでまず、「引っ越し責任者」を家族で決めてしまうことをおすすめします。
責任者というとちょっと大げさですが、つまり引っ越しに必要な作業をリストアップして、どれをしてどれをしていないかというチェックをする役目のことです。
もちろん一人暮らしの人はそれを全て自分で行うことになりますが、家族の協力が必要な場合はそれぞれ仕事を割り振って、必要な期日までにすべきことをしていくようにしましょう。
その上で引っ越しに必要な手続きを簡単にリストアップしてみます。
- 引越し先の物件を決める
- 現在の住居の退去手続きをする
- 引っ越しスケジュールの決定
- 引っ越しを依頼する業者を決める
- 持って行く荷物をまとめておく
- 不用品を処分する
- 引っ越し先で必要な手続き(電気・ガス・水道・通信など)を行なう
- 住所変更の手続きをする
- ご近所へ挨拶をする
ざっと並べてみただけでもこれだけのことがあります。
他にも仕事をしている人なら引っ越しをすることを会社の総務に伝えて、必要ならば引っ越しのために休みをとるなどの手続きをする必要があります。
リストアップしておくことでやり残しを防ぐ
家族の協力が必要な場合は特に必要なことをリストにして見えやすいところに貼り出しておくことをおすすめします。
作業が見えやすくなると日程までにすべきことを全員で共有することができるので、あとから「言われてなかった」「忘れてた」ということが無くなるでしょう。
それと案外忘れがちなのが現在の住居の掃除です。
賃貸住宅から出る時には、状態がどのようになっているかにより、かかる費用がかなり大きく変わってきます。
特に水場まわりは少しでも丁寧に清掃をしておくことでかなり戻ってくる敷金にも違いが出るので、引越し前の最後の掃除と思って丁寧にやっておいてもらいたいです。
引っ越しはこれまでの持ち物を一度完全にチェックすることから、必要なものとそうでないものを仕分けるよいきっかけにもなります。
引っ越し業者に依頼をすると早めにダンボール箱を届けてくれたりしますので、室内を早めに清掃して荷物置き場を作っておくことも必要です。
詰めた荷物をしばらく保管できるようにしておくというのも、引っ越しをスムーズに行うための重要なコツとなってきます。